Digital I/O
パソコンで機器を制御するのにDigital I/Oボードを使用しますが、ランプを点灯させたり光電スイッチや押釦スイッチの情報を取り込むような単純なものだと、いつもコストが問題になります。
たとえば、パトライトからUSBやネットワーク接続で点灯できる表示灯が発売されております。
http://www.patlite.jp/product/phu-3.html
http://www.patlite.jp/product/phn_3fbe1.html
これって、便利といえば便利ですが、結構いい値段がすること、大きさ、ランプの数など柔軟性に欠けることなどから、なかなか選定まで至りません。
ところで、Digital I/Oの選定についてですが、次の3種類を使い分けております。
?Contec製品
メーカ製品のため、信頼性、サポートは抜群。APIも充実しており、用途によってさまざまなものが販売されております。チャンネル数が多く、複雑な処理をさせるときは有無なくこちらを採用。しかし、その分コストは割高です。
?VM110N
http://www.vellemanusa.com/products/view/?id=525977
ベルギーの製品だそうです。日本では「実験用」として販売されております。「実験用」としているのは「サポートはできませんよ」という意味だと思われます。しかし、単純な入出力ならこれで十分。おまけに、Analog I/Oまで付いてます(0-5Vなのであまり使う用途ありませんが・・・)。プルアップ入力、オープンコレクタ出力なので、押釦スイッチやリレーなどがそのまま使えます。欠点は販売先が限定されます。まぁ、ほかにもこの類のものはあるかと思いますが・・・。実売8,000円ぐらいでしょうか。
?USB-IO2.0(AKI)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-05131/
秋月電子通商から発売されているDigital I/Oモジュール。18F14K50というPICを使った完成品で、なんと1,000円。Inputはプルアップ入力4chが付いてるので、押釦や光電スイッチなんかの取り込みにはもってこい。OutputはTTLレベルでLEDを光らせることぐらいしかできませんので、オープンコレクタ出力を自分で用意しないといけません。面倒くさいのでブレッドボードにこの製品とトランジスタアレイなんかをアロンアルファでくっつけて使っております。これでなりに十分だったりします。凝れば自分でPICのプログラムからなんて考えられますが、結局それがコスト高になってしまうんですよね。
詳しく解説してくれているページがあるので、こちらを参照ください。
http://www.geocities.jp/zattouka/GarageHouse/micon/circuit/TR.htm