捨てる予定の靴を再生させてみた
できた時間で
最近の事ですが、掃除がマイブームになっております。掃除の種類もいろいありますが、私の場合、古いものもなりに綺麗にするというのにはまっております。先日、財布がぼろくなったので買い替えたんですが、交換後の財布が何となくもったいなくて自分で修理。見事再生できました。まぁ、新しい財布使うのでこれ使うことはこの先あるのか無いのかはよく分かりませんが。
修復完了の外側状態。革用の汚れ落としと栄養クリームを塗って馬毛ブラシで磨きをかけました。
木工用ボンドを使ってボロボロになった状態を修復。
事務所にあったボロ靴再生プロジェクト
ある日、うちの事務所の下駄箱に入れっぱなしになっていた、前々から捨てようと思っていた靴が目に留まりました。通常なら無視か捨てるかってところですが、先日の財布の復活に味をしめたのか、復活を試みてみました。
きったねー革靴。ちょっと写真の角度も良くありませんが、履くと間違いなく貧乏臭くてカッコ悪いです。
紐を外したところ。益々くたびれてます。
まずは汚れ落としからですね。写真の液を使ってゴシゴシ汚れを落とします。
右側が、汚れ落とし後。何となくですが、クスミが消えて明るくなってます。
綺麗にはなりましたが、全体的にはぐったりしているって感じ。剥げた箇所が一層のボロさを醸し出しております。
次に登場するのが、革に栄養と柔軟性を与えるクリーム。
クリーム用のブラシに付けて・・・。
塗りたくります。結構塗りたくります!
右が塗りたくった靴です。写真では分かりにくいですが、べとべとです。
両方塗りたくって20分程度放置。革が全部吸い込んだのか、べとべとは完全に消えます。しっとりマットな感じです。
次に登場するのが、馬毛ブラシ。これでやさしく根気よくブラッシング。
これも写真では分かりにくいんですが、汚なさは殆どなくなり、だいぶええ感じになってます。
この状態で、履いても貧乏臭くは無いとは思います。
ここから驚きの変化を遂げます
次に登場するのが、仕上げの靴クリーム。勿論茶色ですが・・・。
うわぁ、色全然ちゃうやん。大丈夫かなぁ・・・。まぁ、元々捨てる靴やったんで、行ってまえ!!!
塗りたくった後、布(タオル)でゴシゴシ。さてと。
うわぁぁぁぁっ!!!左右全然ちゃうやん。色違いによるムラがかえってかっこいい。ダメージのある所に色が多くしみ込んでこれまたカッコいい!!!
両方ともに靴クリームを塗ってゴシゴシ。先ほどまでと次元が違う変化を遂げました。
そしてまたまた登場の馬毛ブラシ。根気よく、やさしく。
ちょいピンボケですが、ええ感じに光沢がでました。
新品の紐をセット。おぉぉぉ、捨てる予定の靴が、えらいことになってます。
靴底はプロへ。というか、素人には無理な気がします。
靴底の状態ですが、ソールまでは行ってませんが、ゴムがギリギリのところまですり減っております。過去に自分で換えたことがあるんですが、うまく裁断ができません。なのでここはプロに任せます。
ギリギリセーフ。ここはプロに任せる事にして、昼飯がてら、荒本のイオンへ。
折角なので、長持ち仕様の靴底を選択。
シューズキーパー入れて完成
あとは形です。シューズキーパーを入れて型を整えます。
なんだこのスリムとデブの差は!
革靴再生完了ぉぉぉぉ~!
これを言っちゃぁおしまいですが、かけた時間と道具への投資、元々の靴の値段を考えると、「買った方が安い」です。しかし、捨てる予定の靴が再生されるだけでなく、このビンテージな感じは新品では手に入りません。私の職業的には常に新しいものに変えるってのがセオリーですが、何でも捨てて新しいものにするってのもちょっと違うなぁと思う今日この頃なのであります。皆さんも捨てる予定の靴を復活させませんか?